最後まであきらめない!

今日もアンコンの練習です。顧問は午後から出張でしたが、会議終了後直ちに帰校。短時間でしたが数チームを見てあげることができました。顧問のやさしい叱咤激励(?)にもめげず頑張っています。
ところで、本番前になると思い出す話があります。ずいぶん前のバンドジャーナルに某高校の顧問先生が次のような記事を寄せていらっしゃいました。頑張っている部員たちを見るとこの話を思い出します。紹介しましょう。

『平成2年10月27日、全国大会に臨んだ私たちは、あまりにも不本意な演奏に唇をかみしめてステージを降りた。春4月3年生3人、レギュラーになったばかりの2年生24人、入部後楽器を変わった生徒14人という初心者軍団の誕生。創部8年目にして迎えた最大の危機の訪れであった。6ヵ月後、苦労のかいあって、まさかの全国大会出場を果たしたものの、結果は銅賞。下級生たちが見せた精一杯の意地ではあったが、全国大会にはまるで通用しなかった。(中略)・・・3年生が最後に残してくれた「私たちを全国に連れてきてくれたありがとう」というこの言葉が後輩たちの心を強くとらえたことは言うまでもない。
 そして冬、「うまく吹けない」と、大粒の涙を流して真っ暗になったベランダにうずくまるオーボエ。ハードな練習で上がらなくなった方をテーピングし、顔をゆがめて鍵盤に向かうマリンバ
1回きりの金賞を受賞したのはその翌年のことであった。人間、あきらめてはいけない。』